第一回「意外と重要なモノ-石灰-」

第一回「意外と重要なモノ-石灰-」

この度は、当ページをご覧いただきありがとうございます。

都会の農園HPリニューアルにつき、コラムを連載させていただくことになりました!

「都会の農園」農園長の井村 飛鳥です。今後とも何卒よろしくお願い致します。

さて、記念すべき第1回目の話題ですが、、、
都会の農園はご存じのとおり、海沿いの屋上にあります。
そうです! 風が強いんです(泣)
つまり風から、作物を守らなければいけません。そこで登場するのが「海のミルク」です。
海のミルクといえば? あれですよね。
カキです。しかも食べたあとの、あの殻を使います。

写真みたいに細かくするのに、ミルとか石臼にでもかけたの?

いえいえ、酸で溶かすんです。
酸っていうと危なっかしいイメージがありますが、ここで登場するのはクエン酸です。クエン酸でかきがらを溶かすワケです。

海のミルク

それで、かきがらを溶かして、何がいいの?

カルシウムを作物に与えるためです。
骨が丈夫になるように、植物もカルシウムがしっかり吸収されると、表皮が硬くなり、丈夫でしっかりした姿に育ちます。
すると、病害虫や多少の風雨などから、影響を受けにくくなります。
そのほかにも様々な海洋ミネラルが、光合成や呼吸、養分の移動などを活発に行うために、必要不可欠な成分がたくさん含まれます。

なんでクエン酸なの?

ホームセンターにも売っている肥料の裏を見てみると、水溶性チッソ○%、ク溶性カリ○%、などの感じで成分表示があります。例に挙げた後者の「ク溶性」って言葉が答えです。
水だけでは溶けないけど、クエン酸を2%入れた水だったら溶ける成分が入っているよ!ってことです。
つまり、そのまま入れると植物が吸収するのに時間がかかります。(根の先端から出す、僅かな酸などで徐々に吸収される)
この工程をショートカットして、すぐに植物に吸収させることができる状態にしてあげてます。

結構、眠たくなる話でスタートしましたが、お分かりいただけましたか?
ベランダのプランターなどであれば、お菓子に入っている乾燥剤が使えますよ!
(石灰って、カルシウムの日本語なんです)
※ただし、お皿などに入れて水に溶かしたあと、さらにじょうろで薄くしてから与えましょう。
 直接パラパラと撒くと、発熱して植物がヤケドしてしまいます。

シリカゲル(丸いツブツブ)の乾燥剤も、鉢の上にパラパラと撒くのもいいですヨ!
シリカゲルは、ケイ酸と呼ばれるものが主体ですので。ケイ酸もカルシウムに似た効果があります。


「農育」という考え方
「都会の農園」では、野菜を育てることだけでなく、心が育つ農育の場を提供していきます。

農園長 井村 飛鳥 ごあいさつ